有田南病院のブログ【公式】

和歌山県有田郡有田川町にある有田南病院のブログです。

令和4年が始まりました。

 

皆さま、新年あけましておめでとうございます。

ブログ担当の南です。

 

2022年がスタートしました。

 

今回は正月飾りの「門松」について少し書いていこうかと思います。

 

門松には「雄松(おまつ)」と「雌松(めまつ)」があり玄関や門に左右

1対ずつ飾られています。

 

f:id:aridaminamihp:20220105091753j:plain

 

門松を飾るときの竹の長さについては、一般的には3本の竹が使われ、

それぞれ長さが異なるのですが、この竹をどのような位置に並べるかで

「門松の意味」が変わってきます。

 

 

当院では「出飾り」という、1番長い竹と短い竹が内側、2番目に高い竹が

外側に配置されている飾り方をしています。

 

f:id:aridaminamihp:20220105093633j:plain

 

この「出飾り」の意味としては、病院では「患者さんが元気になって早く退院

できますように」という願いが込められています。

 

 

 

また、「出飾り」とは逆に「迎え飾り」という飾り方もあります。

これは1番長い竹と短い竹が外側、2番目に長い竹が内側に配置される飾り方

です。

 

「迎え飾り」の意味としましては、「お金やお客様が入ってくるように」等の

商売繁盛の願いを込めて飾られるようです。

ちなみに、「赤ちゃんやお嫁さん、お婿さんが欲しい家」もこちらの「迎え飾り」

にするのが良いようです。

もし妊娠中の方がおられましたら、「来年は元気な赤ちゃんがやってきますように」

との願いを込めて、こちらの迎え飾りをされては如何でしょうか?

 

f:id:aridaminamihp:20220105095054p:plain

 

あと、皆さんよく疑問に感じておられる事として

「門松」はいつからいつまで飾るのか? ですが

 

本来は「正月事始め」の12月13日に飾るのが正解のようです。

しかし、そんなに早く門松を飾っている所をあまり見かけたことはないと

思います。

 

門松は理屈としては12月13日~31日までに飾れば良いのですが、業者等に依頼すると

12月26日以降に届くことが多いようです。

 

また、29日は語呂合わせで「苦」となるので、避ける場合が多く、神様を迎える

ための準備を「前日の大晦日に行うのは失礼」という考えで31日も避ける方が

良いとされています。

 

次に「門松」はいつまで飾るのか? についてですが

これは地域により様々異なるようです。

 

関東では「松の内の1月7日まで」飾り、7日の朝に七草粥を食べて、取りはずす

家が多く、関西では、正月行事が終わる小正月(1月15日)頃に取り外す家が多い

ようです。

 

f:id:aridaminamihp:20220105104933j:plain

                      

この1月15日は、近所の神社で「どんど焼き(どんど祭り)」がある時期なので

一緒に「門松」を燃やしてもらうこともできます。

 

もし、「門松」をどんど焼きにもいかないし、風習も気にしないという場合は

1月15日までの都合の良い日に外してしまえば良いと思います。

 

 

以上、「門松」についてのブログでした。

f:id:aridaminamihp:20220105105508j:plain

    それでは、今年も皆さまにとって良い1年となりますように!!