令和4年が始まりました。
皆さま、新年あけましておめでとうございます。
ブログ担当の南です。
2022年がスタートしました。
今回は正月飾りの「門松」について少し書いていこうかと思います。
門松には「雄松(おまつ)」と「雌松(めまつ)」があり玄関や門に左右
1対ずつ飾られています。
門松を飾るときの竹の長さについては、一般的には3本の竹が使われ、
それぞれ長さが異なるのですが、この竹をどのような位置に並べるかで
「門松の意味」が変わってきます。
当院では「出飾り」という、1番長い竹と短い竹が内側、2番目に高い竹が
外側に配置されている飾り方をしています。
この「出飾り」の意味としては、病院では「患者さんが元気になって早く退院
できますように」という願いが込められています。
また、「出飾り」とは逆に「迎え飾り」という飾り方もあります。
これは1番長い竹と短い竹が外側、2番目に長い竹が内側に配置される飾り方
です。
「迎え飾り」の意味としましては、「お金やお客様が入ってくるように」等の
商売繁盛の願いを込めて飾られるようです。
ちなみに、「赤ちゃんやお嫁さん、お婿さんが欲しい家」もこちらの「迎え飾り」
にするのが良いようです。
もし妊娠中の方がおられましたら、「来年は元気な赤ちゃんがやってきますように」
との願いを込めて、こちらの迎え飾りをされては如何でしょうか?
あと、皆さんよく疑問に感じておられる事として
「門松」はいつからいつまで飾るのか? ですが
本来は「正月事始め」の12月13日に飾るのが正解のようです。
しかし、そんなに早く門松を飾っている所をあまり見かけたことはないと
思います。
門松は理屈としては12月13日~31日までに飾れば良いのですが、業者等に依頼すると
12月26日以降に届くことが多いようです。
また、29日は語呂合わせで「苦」となるので、避ける場合が多く、神様を迎える
ための準備を「前日の大晦日に行うのは失礼」という考えで31日も避ける方が
良いとされています。
次に「門松」はいつまで飾るのか? についてですが
これは地域により様々異なるようです。
関東では「松の内の1月7日まで」飾り、7日の朝に七草粥を食べて、取りはずす
家が多く、関西では、正月行事が終わる小正月(1月15日)頃に取り外す家が多い
ようです。
この1月15日は、近所の神社で「どんど焼き(どんど祭り)」がある時期なので
一緒に「門松」を燃やしてもらうこともできます。
もし、「門松」をどんど焼きにもいかないし、風習も気にしないという場合は
1月15日までの都合の良い日に外してしまえば良いと思います。
以上、「門松」についてのブログでした。
それでは、今年も皆さまにとって良い1年となりますように!!